錫スクラップの取り扱い

取扱品目

錫スクラップを出す際の高価買取のポイントと注意点

状態ごと、かつ種類ごとに分類する

錫のスクラップはインゴットであっても種類が違えば分類されることをお勧めします。少しの成分の違いでも単価に影響するためです。錫スクラップは買取の際には成分分析をした上でのお支払いになりますので低品位のものが混ざることで大きな減額の原因になります。汚泥や粉体で発生工程や時期が違う場合なども注意が必要です。

ある程度の重量を貯めてからスクラップに出す

弊社では1kgから計量買取を行っています。しかし一度により多くお取引させていただくことで評価額のアップを見込めます。再生させる場合に精錬所は同じ成分の大量の金属屑を必要とするためです。

毎月の納入契約を結ぶ

定期的に出てくる錫スクラップは契約を結んでいただくことで評価のアップに繋がります。安定して同じ成分のスクラップが大量に出る場合は長期契約を結ばれることをお勧めいたします。

錫の性質

錫は柔らかく展延性を有する白銀色の金属です。 融点が232 °Cと低い特性を持つことからハンダとして利用されます。 錆びず適度な硬さがあり加工もしやすいため銀食器に次ぐ高級食器として中世から使用されていました。 透明性、耐候性も良く安定化効果に優れているため、塩ビ管の安定剤としても使用されています。

錫の用途

メッキとしての錫

ブリキ

ブリキは鉄に錫をメッキしたもので、錫が鉄よ りイオン化傾向が小さく溶け出しにくいことにより鉄を保護するという特性を利用したものです。昔のおもちゃや缶詰などに使用されていました。ブリキは鉄としてスクラップになりますので錫としての評価はありません。

錫引銅

電線に錫メッキされたものは錫引銅として評価されます。錫メッキのされたブスバーと呼ばれる銅の板もこれに当たります。

合金としての錫

ハンダ

ハンダは「錫と鉛」「錫、銀、銅」などの合金で種類や形は様々です。詳しくはハンダのページで紹介いたします。

砲金(青銅)

砲金(銅、錫)やリン青銅(銅、錫、リン)も錫が含まれる合金です。電子部品や伸銅品に使われるリードフレーム、水道メーターなどの水回りに使われています。これらは砲金をベースとしてのスクラップ評価になります。

酸化インジウム錫(ITO)

酸化インジウム錫 = ITO(透明電極)が使用されているディスプレイパネルやアモルファスシリコン太陽電池などに使用されています。ただし製品への使用量はごく僅かで回収する際のコスト面から、製造過程で発生するITOクズのリサイクルが主になります。

錫スクラップを高価買取!

廃棄にお困りの錫スクラップを高価買取致します。

  • 必ず成分分析機で金属含有量を分析
  • 着払いによる全国対応の郵送買取

また、「不要な錫をなるべく高く売却したい。」「どこまで細かく分ければ良いか教えて欲しい。」など、どのようなご相談でもお気軽にお問い合わせ下さい。錫スクラップの保管方法や出し方をお客様に合わせて最適なご提案いたします。